今年はWiiコントローラよりもさらに進歩した3Dモーションで画面を操作する機器が登場しようとしており、PCやテレビ、携帯電話を手振りのみで操作することが出来る時代が到来しようとしていることが伺えている。
イスラエルのデジタルイメージング会社3DVシステムズは、CESでWindowsPCの画面の前に立って手振りのみで画面内の操作を可能にする製品を展示して注目を集めている。親指を左にかざすとカーソルが左に、人差し指を右に動かすと右に、ピースサインで「Enter」キー代わりになるという。
また日本ビクター(JVC)も3Dモーションで操作するテレビを展示している。これは素早い動きや拍手などの身振り、音に反応してテレビの電源ON/OFFを操作したり、ボリューム調整、チャンネル切り替えができるようにされており、従来のテレビにありがちなリモコンの紛失による煩わしさを取り除くことが期待されているが、同時に子どもが画面の前で動くことで煩雑にテレビの状態が変わってしまうのではないかという問題点も残されている。
CESでは動作認識技術の進歩による今までの二次元操作から、三次元操作へとデジタルゲームの進化の兆しが見られている。画面の前に立つ人の動き全体を捉えるためにはカメラが用いられている。
3DVではWiiコントローラーをさらに進歩させ、コントローラの動きではなく、画面の前に立つ人の上半身の動き全体を捉えて画面上のゲームに反映させるゲームを展示して注目を集めている。
通常3次元の動きを捉えるには2台のカメラが必要であるといわれているが、3DVではレンズの周りに一秒間に60回赤外線を放出するダイオードを取り付けたカメラを開発することで、一台のカメラで3Dモーションを捉えることを可能にしている。赤外線を放出することで、それが物体にあたって反射して返ってくることによって3次元の距離感覚を把握できるようになっているという。たとえば人の鼻の先に当たった赤外線は、頬に当たった赤外線よりも早く反射される。
3DVは今後同社の開発した赤外線を放つカメラを年内にも市場で一台200ドル以下で流通させる計画であるという。今後の課題は同社カメラを使用してゲームを開発する製造社の選択などが残されているという。
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